インターネット
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
インターネットがあったからめっちゃ便利っていうことはいっぱいあります。
・すぐに知れる
・友達にどこからでも連絡できる
・たいていの手続きができる
などなど・・・・・・
言い出すときりがないので止めておきますが、
本当に私たちはインターネットによって「得た」
だけなのでしょうか。
私は同じ分量だけ、いやもっと多くの物を失ってしまったのではないかなと思います。
インターネットがない時代は人々はどうやって生活していたのでしょうか?
彼らは気になることがあれば図書館に行く、または近所の物知りな人に聞くようにしていました。
また友達に連絡を取るときも手紙であったり実際に会いに行く、伝言を頼むなどの手段しかありませんでした。
これらのことは手間がかかり、時間もかかります。
スマホでやれば1秒ですから。
でもめんどくさくて手間がかかるからこそ、その時の達成感を味わったりするのではないでしょうか。
また、このアナログの作業においては人と接する機会が多々あります。
それゆえ地域の交流も活発であったのでしょう。
私は今のような個人主義が悪いものだとは思いません。
でもたまに少しむなしさを感じるのです。
隣の部屋にどんな人が住んでいるかもわからない、知らない。
電車に乗れば何人もの人と一緒にまるで一つの集団のように移動します。でも同じ集団に見えて私たち一人一人はそれぞれが切り離されバラバラなのです。
向かい合っている人が誰かも知らないし、何をしているかも個人個人にとっては関係のないこと、どうでもいいこととしてとらえられます。
こんなことは思うだけ無駄だし、行ってもきりがないことだと思います。わかっています。わかっているつもりです。わかったところでどうしようもないことも。
それでも時々昔のほうがよかったとたまらなく思う時があるのです。